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夢想1


もうかれこれ1時間だろうか、いや2時間・・・・・・。
意識があるときは2度あった。
・・・ような気がする。
なんせ一度閉じるとしばらく手に負えなくなる。
僕には無関係に景色は変わり、最初は黒かったような気がする。
黒・・・黒のような、灰色じゃないな、黒としか表現できないよ、僕はそれを黒って思った・・・白かったかな。
淡い黒って墨で描いたような濃淡じゃ強すぎる、きっと気づく、こりゃ墨だあって。
なので僕なりに考えるに黒に霧がかかったという表現にしておく・・・感覚は不安定で濡れたとかじゃなくただの感覚だ。
それがしばらく続く、とても歪な時間だ。
でもいつから、見たことのある風景になるのだろう。
いや、正直背景なんて今まで一度も意識したことなんかない。
今考えるととても不思議な、少し怖い感覚がある。
不安定に風景は変わり、曖昧な1人称で話が進む。
僕は僕で、あそこには久々に会うような、でも最近は会ってないなって人が現れる。
親し気に僕らは会話した・・・体だったのかもしれない、二人は僕の実家の近くの田んぼの畦道を歩く。
会話はなかった、あったのかもしれない。
感覚があるほうが珍しい。
時間の感覚もない、不思議な時間がある。
突然彼はいなくなり、代わりに馬が走っていた。
いよいよ、俺もおかしくなったかなんて当時思うはずもなくただ走ってる馬を見ていた・・・感覚がある。
そこに違和感を感じていたらいよいよ僕も僕でいられる。
だけどそんな感覚は話の終わりにあるときがあるくらいだ・・・あったと思っている。